不動産コンシェルジュ


不動産活用実績

町内会で大切に守ってきた、町家の再生プロジェクト!

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DSC_8255ed.jpg■ケーススタディその5
築不詳 木造2階建て 
建物面積 約95平米(約28.8坪)
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その昔、御幸町(ごこうまち・・・地元の方は「ごこまち」とも呼んでいます)通りは、御幸(みゆき)通りといわれ、時の天下人、豊臣秀吉が大阪城から御所に入る時に通った道でありました。

そんな「御池御幸町通り上ル」町内会有志の皆さんで明治時代から守ってこられたというこの町家は、空き家になって久しく、当時はかなり痛みが激しく、屋根瓦は飛び、崩れ、雨漏りをし、柱は腐食をしているという散々な状況でした。
しかし、町内会の役員をなされている地元の名士、武村工務店の武村社長より何とかしてこの町家を活かして、地元の人に喜んでもらえるように再生して欲しいという熱いご要望を承り、スペイン料理店のオーナーの木下さんにこの話を持ちかけた所、是非とも2号店として勝負をしてみたいというお話になりました。さっそく、木下さん、設計士の先生、工務店さん、等関係各社と度重なる打合せの上、出来上がったのがこの物件です。


木下さんは、当時のことを次のように振り返っておられました。「1号店を出して、7 年経ち、お店を更に大きくする為に次の展開を考えていた所にこの話を頂きました。自分としては多額の費用もかかり、かなり大きなチャレンジではありましたが、狩野さんのお陰で、蘇った町家をイメージすることが出来、またオープン当初の賃料をフリーレントにして貰えたことが大きな弾みになりました。お蔭様で、2号店をオープンして2年経ち、現在は3号店を京阪三条駅KYOUENでオープンしております。」

武村さんの町家をなんとか守りたいという熱い思いと、木下さんの熱い情熱が「町家とスペイン料理店」という異色のコラボレーションを産み、見事に再生をしたという一例です。

担当:狩野一成

エル・フォゴンHP
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