検 索
2012年6月23日 11:53 |

先日、サントリー山崎蒸留所で定期的に行われている、

「ウイスキー匠の技講座」を受けてきました。

●サントリー山崎蒸留所

http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/index.html

 

120609 (10)s.jpg

 

実はわたくし、ビールがあまりたくさん受け付けなくて、

ウイスキーならストレートでもOKという、酒飲みなのか、下戸なのか、

よくわからない体質でして。。。。

 

以前は、山崎蒸留所も工場見学のみだったのですが、

最近はウイスキーのさらなる楽しみを味わってもらうため、上級者向け講座を開催されています。

 

まず最初は工場見学。発酵させたモルトを蒸留してアルコールを

抽出するポットスチルは、ウイスキーの味を決める、大事な行程だけあって、

その機械のたたずまいの美しさも、堪能させて頂きました。

この日はすべてのポットスチルが稼動しており、蒸留されたできたてウイスキーが、

どんどん集められるさまを観ることができました。

↓うーん、かっこいい

120609 (1)s.jpg

 

120609 (2)s.jpg

 

蒸留のあとはいよいよ熟成の行程です。

ここから、ウイスキーの目指す風味によって、色々な樽に詰めるのですが、

山崎では、

ホワイトオーク樽

シェリー樽

ミズナラ樽

の3種類を主に使って、長いものでは30年以上、

通常10年前後熟成させているそうです。

倉庫の中は、ちょっとひんやりとしていました。

 

120609 (7)s.jpg

 

空調は入れてないので、夏はとても暑いそうです。

ウイスキーが蒸発しているので、むあっと全体的にウイスキーの香りがします。

キライな人だとちょっとこの部屋には入れないと思います。

 

工場見学のあとは、いよいよテイスティング講座。

サントリーの有名なチーフブレンダー輿水氏のビデオを見ながら、

蒸留したてのニューポット、3種類の原酒と、山崎、響の香りや色、味わいを学んでいきます。

おいしいハイボールの造り方も教わりました。

120609 (9)s.jpg

 

講座が終われば、館内に有料のテイスティングバーがあって世界のウイスキーを

テイスティングできます。そこでもチャレンジ!

白州にある、サントリーの蒸留所(私は山崎より白州の方が好きなんです)の

ピート(泥炭)臭の原酒を半分だけいただきました。

 

今まで山崎は少し物足りない感じがしていたのですが、

今回、ジャパニーズウィスキー特有のミズナラの原酒を味わって、

イングランド、スコットランドなどにはない、静謐な、日本文化をイメージした香り、味わいを、

強く意識することができました。

 

昨今、数々の賞を受賞している日本のウイスキー、

サントリーだけでなく、ニッカウヰスキーの「余市」、「竹鶴」、

キリンビールは、「富士山麓」の富士御殿場蒸留所、

ベンチャーウイスキーのイチローズモルトは秩父蒸留所、

などなど、ますます日本のウイスキーは進化していきそうです。

 

まだまだウイスキーの楽しみ方が判らないという方、

ぜひ一度、蒸留所見学から行ってみて下さい。

(ちなみに工場見学は無料、講座は有料です。)

 

 

園田 純子

  

京都 不動産 の情報は狩野コーポレーションへ